帰化への思い
帰化を行うにあたって「帰化の動機書」というものを作成するのですが、そちらを拝見すると、多くの在日の方は長い間受けてきた日本に残る職業上の差別や結婚するときに感じる差別があるようです。
特に40代以上の方はものすごい差別を受けてきたようです。
今でこそ、そういったことは少なくなってきていると思うのですが、やはり日本だけではなく世界中で移民は差別を受けていますよね。
貧困層のままでいる移民は蔑まれますし、ユダヤ人のように富裕層となった移民は恨まれています。
在日の人は日本独特の村社会的な考え方に苦労されています。これは中国や朝鮮の方との価値観に違いがあるのではないかと思います。
日本では世界的に見ても珍しく、宗教や血縁よりも、土地でのつながりを重要視しているように思います。ことわざでもあるように「遠くの親戚よりも近くの他人」といったところでしょうか。
実際にアメリカや南米に移住した日本人は最初こそ日本人村を形成していましたが、今ではほとんど消滅しています。
日本人は積極的にその土地の人々と結婚して、その土地の人間になることを選択してきました。「日本人」でなくなることに抵抗がなかったと言ってもいいでしょう。
その結果日本人はそこの土地の人々と衝突することはほとんど無く、今となっては差別されることもありません。
しかし日本人特有のこういった考え方が、日本国籍を取得していない在日のかたに対して、なんで日本に住んでいながら、外国籍なんだ。なにか裏があるのではないか?といった感情を持たせてしまっているのかもしれません。